4.俺を困らせたいとしか思えないな
夢主:13歳
紅炎:26歳
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「私は兄様たちがいて本当によかったなって思うんです!」
私は今、湯浴みを終え、あとは眠るだけの状態で一緒にお布団でゴロゴロしている紅炎様に力説している。紅炎様は横になりながら、いつも2人でいる時のぼーっとリラックスした表情でそれを聞いてる。
「例えばどんなことが?」
「えーと、色々教えていただけたり、遊んでいただいたり、一緒にいれば寂しくないじゃないですか!まあ、父様と兄様が亡くなってから、あまり遊んでいただけなくなりましたけど……」
そう、父様が亡くなってからは様々なことがあり、姉様と兄様もそれどころではなくなったのだ。母様も現皇帝の紅徳様と再婚されて大変なことが多いのだろう。末娘を気にかけている場合ではないのだ。
少し落ち込んでしまった私の頭を優しく撫でてくれる紅炎様の手が嬉しくて、手を重ねてぎゅっと握った。
「紅炎様もでしょ、たくさん弟君と妹君がいらっしゃって。それで、兄弟がいるってやっぱり幸せだなって思うから、将来はたくさん赤ちゃんがほしいんです!!」
気づくか気づかないかの微妙な表情の変化を見せる紅炎様。その理由は分からないけど、紅炎様も同意してくださったのかな?
「何人欲しいか決まっているのか?」
「うーん、はっきり何人!ということじゃなくて、少なくとも4人はほしいかなって思ってます。男の子も女の子も出来たら2人ずつほしいなー」
「そうだな、同性の兄弟にしか分からないこともあるだろう」
うむ、と納得顔で頷く紅炎様。分かってもらえて嬉しくて、思わず紅炎様に抱きつく。紅炎様の匂いは、安心感とドキドキが入り混じってる匂い。私の好きな匂い。
「最初は男の子で、紅炎様にそっくりな子がいいな!父様にそっくりでかっこよくて力強くって、素敵な男の子になってくれるんだろうなー!」
「俺はお前に似た子が生まれればそれでいい」
背中をぽんぽんと、あやすように撫でてくれるので段々と眠くなってきた。でもせっかく紅炎様と一緒に眠れるのだから、まだまだお話したいことはたくさんある。ここで眠ってしまったらもったいないと思いつつ、まぶたがゆっくりと下りてくる。
「もう名前も考えてありますから、任せてくださいね。早く赤ちゃん、できないかなあ。ね、こうえんさま……」
「……白臨、眠そうだ。もう今日は寝るぞ」
そう言って紅炎様が明かりを消す。暗くなった部屋のなかで唯一見えている紅炎様のお顔。
「おやすみなさい、紅炎様。だいすき」
紅炎様のほっぺにおやすみなさいのキスをして、定位置である紅炎様の腕のなかへと戻っていった。紅炎様も私のおでこにおやすみのキス。嬉しくて恥ずかしくて身を捩った。
明かりが消えてしまえばまぶたは完全に閉じられ、すぐに眠りはやってくる。明日もこうやって一緒にいられますように、と夢へと落ちていく意識のなか、誰にでもなく祈った。
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2016年06月10日に書いてあったやつ。
どこかのお題サイト様からお借りしたタイトルですが、失念してしまいました…。
夢主と紅炎はこの年齢からお付き合い始めています。
まだやることはやっていません。
この1〜4までのお題は2016年の6月に、友達3人と突然始めた短期集中企画でした。思い立ったが吉日で即日書き始めましたが、みんな個人サイトを持っていないし身内だけで楽しむ用にmixiの日記にアップしていました。
mixiって公開範囲決められるし、何かと便利で重宝します。主に夢関連で友達と何かする際に。
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